Project

General

Profile

リモートデスクトップによる演習室端末(Linux)の利用

■ 利用にあたって

IED では演習室端末の Linux デスクトップ環境を遠隔で利用可能です。
利用には、まず端末に SSH 接続する必要があるため、
演習室端末(Linux)の遠隔利用 のページを参考に SSH 接続環境を
用意して下さい。

■ ssh で IED 端末に接続し、vncserver を起動する

SSH で IED 端末に接続し、vncserver コマンドを入力します。
SSH接続した状態からの先のコマンド操作を示しています。(右側の <-- はコメントです)

aXX:~> vncserver                         <-- コマンド入力

You will require a password to access your desktops.

Password:                                <-- VNC接続用のパスワードを入力
                                            (内容は任意、入力文字は非表示)
Verify:                                  <-- パスワードを再入力
Would you like to enter a view-only password (y/n)? n        <-- n と入力

New 'aXX:1 (a2210???)' desktop at :1 on machine aXX

Starting applications specified in /etc/X11/Xvnc-session
Log file is /home3/staff/a2210???/.vnc/aXX:1.log

Use xtigervncviewer -SecurityTypes VncAuth,TLSVnc -passwd /home3/staff
/a2210???/.vnc/passwd aXX:1 to connect to the VNC server.

aXX:~>

上記により、VNCによるデスクトップ画面用のプロセスが起動します。
2回目以降は、パスワードの入力は省略されます。
(VNC接続用パスワードは vncpasswd コマンドで変更できます)

IED の標準設定では vncserver コマンドは 1900x1200 のサイズの画面を生成します。
このサイズでは不都合な場合、下記のようにオプションを指定することでサイズを変更可能です。

aXX:~> vncserver  -geometry 1280x800         <-- 画面サイズを 1280x800 とする場合

■ 手元のPC(Windows/Mac)からVNCクライアントにより接続する

●Windowsの場合

Windows から上述のデスクトップ画面に接続する場合は、VNCソフトをWindowsにインストールします。
ここでは RealVNC を用いた接続例を示します。

  1. 次のページを参考に、RealVNC をインストールします
  2. インストールが完了したら、Windowsのメニューから次の順で「VNCビューワ」を起動します
    • RealVNCVNCビューワの起動
       
  3. リモートデスクトップ接続情報
    • サーバ: aXX.ied.inf.uec.ac.jp:5901 ← サーバ名は接続端末の FQDN を指定する
      → 「OK」をクリック

       
    • パスワード: vncserverコマンドの際に設定したパスワード
      → 「OK」をクリック

       
  4. 接続完了

不意のネットワーク切断などでリモートデスクトップの画面が途切れた場合は、本手順を再度実施して接続してください。

●Macの場合

Macから上述のデスクトップ画面に接続する手順を示します。

  1. Finder のメニューから、下記を選択します
    移動 → サーバへ接続

     
  2. リモートデスクトップ接続情報
    • サーバアドレス: vnc://aXX.ied.inf.uec.ac.jp:5901 ← サーバ名は接続端末の FQDN を指定する
      → 「接続」をクリック

       
    • パスワード: vncserverコマンドの際に設定したパスワード
      → 「接続」をクリック

       
  3. 接続完了

■ リモートデスクトップの終了

リモートデスクトップを終了する場合は、画面右上の「電源ボタン▼」からログアウトしてください。

上記を実施せずにVNCのウィンドウを閉じた場合は、ログイン中の画面プロセスが端末上で実行されたままとなります。
次のコマンドを入力して、ログイン中の画面プロセスが実行中であれば、削除してください。


aXX:~> vncserver -list                           <-- コマンド入力

TigerVNC server sessions:

X DISPLAY #     PROCESS ID
:1              30033                            <-- プロセスが実行されたまま

aXX:~> vncserver -kill                           <-- コマンド入力
Killing Xtigervnc process ID 30033... success!   <-- プロセスが削除されました

aXX:~> vncserver -list                           <-- 再度確認

TigerVNC server sessions:

X DISPLAY #     PROCESS ID
                                                 <-- プロセスが消えている